ギターとベースどっちが簡単?結論どっちも難しい!

ギター

みなさん、こんにちはSaionjiReoです。

これから音楽を始めようとしている方から良く聞かれる事があります。
「ギターとベースってどっちが難しいですか?」
「ギターの方がベースより弦の数多いからギターが難しそう!」

なんて聞かれる事がありますが、私はこう答えます。

どちらも同じ様に難しいです。

今回はその理由やギターとベースの違い等もお答えしていきますので
これからギターかベースかでお悩みの方は参考になればと思います。

ギターとベースの違いとは?

ギターとベースでは演奏するフレーズや弾き方、形や長さも同じ様に思われがちですが
担う役割も全然違います。
勿論同じ弦楽器なので似ている部分もありますが、ギターとベースでは全く違う物と捉えても良いと思います。

ギター

ギターは主に三種類に分けられます。

  • アコースティックギター
  • エレキギター
  • クラシックギター


アコースティックギターとエレキギターはさほど大きな変わりはありませんが
クラシックはメロディと伴奏を基本1人で演奏します。
なので私はギターを始めて15年程になりますがクラシックギターは弾けません。

基本的な弦の数は6本ですが、12弦のギターもあり
中にはダブルネックギターというエレキギターが2本繋がった特殊なギターもあります。
ダブルネックギターの場合は12弦と6弦ギターが繋がっています。

ギターの役割

ギターは主にボーカル(歌)が無い時にイントロのリフや歌と歌の間奏時にソロでメロディを奏でたり、バッキングでストロークして伴奏やリズムに徹したりと
様々活躍と担う事が多い役割を持った楽器です。

バンドでのギターは最低1本必要ですが多いグループだと
ギターが3本、つまりギタリストがバンド内に3人いるバンドもあります。
その場合は1人はアコースティックギター、2人はエレキギターという様に
演奏するパートやフレーズ等を分けて担当する事になります。

ギターは上物(うわもの)、いわゆる高音楽器になりますので
基本的にはコード(和音)を鳴らして演奏するのと
単音でギターソロやフレーズ、リフ等を演奏します。

ギターは目立ちたがり屋向き!

ギターは弾いているだけでカッコ良い!
そんな風に思う方もいると思いますが、エレキギターの醍醐味は何と言っても
ギターソロやイントロ、アウトロの印象的なリフ等
エレキギターにしか出来ない迫力のあるサウンドやメロディですね。

俺は目立ちたい、みんなに注目されたい!
わたしも人前でカッコ良いソロを弾きたい!
そんな風に思っている方はエレキギター向きです。

エレキギターはパフォーマンスや圧倒的なテクニックで観客を魅了し
一瞬で観客を虜にして、ギターヒーローになる事が出来ます。

ギターの難しさ

ギターはコツやコードを覚えるのに最初は時間がかかる楽器です。
難関であるバレーコードが出来る様になった後は練習を重ね
あらゆるテクニックを習得して、しっかり演奏出来る様になるまで
かなり練習が必要です。
速いフレーズ等はゆっくりなテンポから地道に練習をしたりと
ライブ等の人前で演奏する時は一見華やかですが、練習となると地味な事を
繰り返し練習していく必要があります。

ベース

ベースは主に3種類に分けられます。

  • アコースティックベース
  • エレキベース
  • ウッドベース

アコースティックベースとエレキベースもさほど大きく変わりません。
エレキギター同様にアコースティックとはサウンドホール等がある為
音を出せる仕組みで、エレキとはアンプ等の電子機器を繋ぐ事で音が出せる仕組みです。

ウッドベースとはコントラバスの事で、あまり聞き馴染みが無いと思いますが
主に吹奏楽やオーケストラ等に使用される4弦の低音楽器です。
吹奏楽やオーケストラの事も「バンド」と言ったりしますが
この記事では、ギター・ベース・ドラム等の楽器で演奏するバンドの事を解説しています。

基本的にベースの弦は4本、他にも5弦ベースや6弦ベース等もあり
ベースの弦はギターの弦と比べて太く固めになっています。

ちなみにウッドベースはノンフレット、フレットが全く無いので
どこを押さえて弾くと何の音が鳴るかを、耳と感覚で演奏しなくては
ならないので相当練習が必要になります。

ベースの役割

ベースはピアノで言う左手の役割ですので、ベースが無い状況の楽曲は薄っぺらく
どこか迫力に欠けてしまいますのでバンドのみならず音楽において
ベースは楽曲の根幹、そう言っても過言では無いでしょう。

ベースの場合、ピアノと違いコード(和音)で弾く事は殆どありません。
基本的に単音、1つの音を弾くのが一般的でギターはピックを使って演奏する事が多いですがベースはピック、もしくは指で弾く2パターンがあります。
この指弾きかピック弾きかはそれぞれ演奏しやすい方を選んで良いです。
中には楽曲はテンポで引き分ける方もいます。

ベースは目立たない?

ベースはドラムと合わせて【リズム隊】と呼び、ひたすらリズムキープする為
目立つ事はあまり無いと言う方がいますが、そんな事は無いです!

確かにギターと比較すると印象的なリフ等は殆ど無いですが
楽曲やパフォーマンス等でベースソロを取り入れる事も可能ですし
印象的なフレーズやメロディと同じ音を弾いたりする事で印象的付ける事も出来ます。
ベースの表現の幅はギターと同じくらいあると思います。

プロのアーティストで言うとBUMP OF CHICKENのベーシスト、直井由文さんや
東京事変のベーシストで作曲家の亀田誠治さんは楽曲の中でも
ルート音(根音)のみだけでなく、あらゆるフレーズを使って演奏の幅を広げています。
また、ロックバンドRIZEのベーシスト、KenKen(金子 賢輔さん)は抜群のテクニックと
圧倒的なパフォーマンスでベースという固定概念をも覆すくらい観客は注目します。

ベースだから目立たないという事はありません。
演奏方法も弦を引っ張ったり叩いたりして演奏するスラップ奏法や
オクターブ奏法等あります。

人とは違った自分のパフォーマンスや演奏スタイルで魅せたい!
というあなたはギタリストよりも目立つ事も存分に有り得ますし
演奏を支える事に徹して派手なフレーズは弾かない堅実派でも
ベーシストはどちらも向いていると言えます。

ベースの難しさ

ベースはギターと比べてコード(和音)で弾く事が殆ど無い為
1音1音をしっかり鳴らせる様になれば、コードの押さえ方やバレーコード等
何かと最初の苦労が多いギターと比較するとベースの方が簡単に弾く事が出来る様なります。

しかし、ベースの1番重要なポイントがしっかりリズムを刻む事
周りの音やリズムをしっかり聴ける事、これが最も重要です。

先程も話しましたが、ベースはリズム隊なのでドラムと演奏がズレてしまっては
カッコ良い楽曲や演奏も台無しです。
ベースの難しさはリズムをキープしたり周りの音を聴く事。
周りの音を聴いていないと自分が走ったり(リズム速くなる事)
逆にモタったり(リズムが遅くなる事)してしまいます。

しっかりリズムをキープ出来る様にメトロノームを使って練習をしたり
ドラムと合わせるタイミングを細かく練習する必要があります。

縁の下の力持ちとして支える事に徹底するのも
パフォーマンスやテクニックも練習を重ねてベーシストとして目立つのも
基本となるリズムキープが出来なくては良い演奏が出来ません。

まとめ

ギターとベースではそれぞれ特徴と難しさがありますので
どちらも練習を重ねる事が必要ですし、どちらも目立つ事の出来る楽器です。
ギターかベースかを選ぶ基準として自分がやりたい!という方を選ぶ事が大事だと思います。


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